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ギリシア陶器 アッティカ黒像式アンフォラ
ギリシア陶器 アッティカ黒像式アンフォラ
前6世紀後半 ギリシア、アッティカ地方(アテネ) 陶器 高41.0cm
黒像式は、鉄分を多く含む黒い顔料で、人物や動物などの形像のシルエットを描き、細部や輪郭を先のとがった筆で引掻いて表す技法です。アンフォラは葡萄酒やオリーブオイルなどを貯蔵、運搬するために使用されました。
一方の面にはリュトンを手にした酒の神ディオニュソスを中心に、踊るサテュロス(左)と酒瓶をもったマイナス(右)が描かれています。サテュロスは、ディオニュソスの従者で、馬の耳と尻尾をもった半獣、マイナス(メナード)はディオニュソスの信女です。もう一方の面には、竪琴を奏でるアポロンと文芸の守護女神ムーサたちが描かれています。
release 2017.07.13